MRPによる部品展開処理速度について
あちこちの企業を訪問していると、MRPによる部品発注データ生成にとてつもなく時間をさいていると聞かされることがよくあります。
 たとえば、ある企業では数万点の部品、数百件の製品受注を管理するシステムで、一晩がかりで処理を行い翌朝に結果が得られるとのこと。これがMS SQL Serverを利用していてでの結果だとかで・・・。翌朝の結果が出たころには、すでに昨日分の修正受注データが到着し、担当者は誤った結果とわかりつつも発注データを各仕入先に渡すといった有様です。※当然ながら今回の修正データは次回に まわされる。

 なぜそのような膨大な時間が必要なのか、私どもは理解に苦しみます。
 想像するに、処理そのものが従来のオフコン時代そのままのコボルチックなプログラミングをひきずっているのではないでしょうか。※決してコボルを否定しているわけではありませんが。
 部品の階層がたとえ5、6階層あったにせよ、弊社ではこのようなケースにおいても30分以内で結果を得ることができます。しかしながら、これは決して特別な処理を行っているからではなく、 リレーショナルデータベースとしていたって当たり前のテーブル構造、きわめて普通のSQL処理を行っているに過ぎません。弊社に言わせれば、それ以上に時間がかかっていること自体が不思議です。※たぶん勉強不足なのです。
 生産管理システムにおいて処理速度が速いということはきわめて重要です。処理が速く終わるということは、すなわち、MRP処理をぎりぎりまで遅らせることができ、それによって新鮮な受注データで最適の発注数量算出が可能となるからです。さらには、すばやく処理できることによって処理のやり直しも可能となります。場合によっては残業時間も大幅に短縮されるかもしれません。

 弊社では、システム全体を請け負うだけではなく、MRP処理部分のみを請け負うことも可能です。詳しくは弊社担当の浦までお気軽にお問い合わせください。

有限会社ビット
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