場所:北海道羊蹄山(2019/06) 最終更新日:2019/07/03

 
今回のバイクはSuper TENERE XT1200ZE。
前車テネレ660とは違ってツーリング主体の利用だが私自身のアドベンチャーマインドはまだまだ健在だ!(^^)
ここでの情報がこれからSuper TENERE XT1200ZEを購入しようとする人たちの参考になれば幸いである。

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スーパーテネレ Super TENERE XT1200ZE 2015 
購入日 2015年2月21日
燃費 高速道路:24km/L
一般道路:20〜26km/L
※パワーモードによる燃費の違いはほとんどなし
走行距離 40000km (2022/07/29現在)
イプレッション

デザイン

これまで乗っていたテネレ660は無機質な未来ロボット的ルックス。それに比べてこのスーパーテネレはどことなく愛嬌のある動物的な風貌となっている。真正面から見た燃料タンク周辺のボリュームは目を見張るものがある。シートに跨りハンドルを握るとフロントスクリーンからタンクにかけてラインはちょっとセクシー。純正パニアケースはそのボリュームをさらにアップさせる。
スーパーテネレはその独特の外観から軟弱なライダーを寄せ付けないと思われるが、その本質はネイチャー志向のロングツーリングマシン。自然を感じながらゆったりと走らせてこそこの車の良さが味わえる。
青いフロントフォークと青いリムは独特の色彩感覚を感じさせるが、私は嫌いではない。(^^)

足つき性

身長170pの私だがシートを低いほうへ調整すれば(シート高は2段で調整可能)足つき性はまったく問題ない。それでも新車時はサスが固いので少々高く感じるかもしれないが、1年もすればサスの動きが良くなってさらに低くなるはずだ。バイクに跨るとき、私はサイドスタンドを出したままで左足をステップに乗せ、その後に右足を振り上げる。このスタイルは前車でもそうしていたし別に恥ずかしくもない。

排気音

キーを差しこむ。右に回す。エンジンスタートボタンを押す。エンジンが鼓動する。
排気音は低く太くそして静かだと最初は思ったがそれはすぐに『けっこう図太い』と感じるようになった。
2000〜3000rpm前後では排気音が実に心地よい。特に、エンジンブレーキ時にオフ車とは思えないほど迫力のある重低音となる。これは単気筒でも4気筒でもない独特のサウンドだ。この排気音はひょっとしたら癖になるかもしれない。(^^)
ギアが5速、6速でのゆるい上り坂でアクセルを開けると2気筒独特のドコドコ感が出る。排気音も力強く、乗っていて非常に気持ち良い。

乗車フィーリング

[一般走行]

このバイクはこれまで乗っていたテネレ660より50sほど重い。しかしながら、乗車してみてその重さを感じることはほとんどない。それどころか左右の切り返しは実に軽快。それでいて直進安定性も非常に良い。
これは今から40年以上も前に、初めてCB750に乗った時の感覚に近いかもしれない。まるで太い丸太棒に乗っているかのように、ちょっとやそっとではこの姿勢を崩すことはできない。これを安心感、安定感などとありふれた言葉で言い表わすのはこのスーパーテネレに失礼かもしれない。

前回のテネレ660に対して排気量は約倍。だがそれほどのトルクは感じない。むしろ1200tとしては意外なほどトルクは細く感じる(ただし、これはパワーモードがTでの話。詳しいことは下記パワーモード記事を参照のこと)。だが、それがすべてにおいて悪いわけでもない。ほどよいトルクは運転のしやすさに貢献する。このせいかどうかはわからないが、一般走行時のアクセルを戻した時のエンジンブレーキは弱め。非常に乗りやすい。
もちろん、パワフルな走行を楽しみたいのならパワーモードをT(ツーリングモード)からS(スポーツモード)に変更すればよい。

2気筒エンジンはよく粘る。おかげで6速50q/hでの走行も可能だ。粘るエンジンはシフト操作が少なくて済むのでツーリング時に疲労が少ない。適度なトルクとシャフトドライブが相まって市街地走行は静かでスムーズだ。

スクリーンの位置は4段階で可変できる。調整には工具の必要はない。現在の位置は下から2番目だが、適度に防風効果がある。おそらく前車以上に効果は高いと思われる。ヘルメット内の風切音はほとんど気にならないしヘルメットの下からの吹き上げも以前に比べて少ないような気がする。タンク周辺が通常のバイクより左右に張り出ていることが腰から太ももあたりへの防風にもなっていて、カッパを着用していてもそれほどバタつかない。私はフルカウルのバイクに乗ったことはないが、このバイクはそれに近い効果を出しているのかもしれない。

コーナリングは低速ではやや倒れこむ傾向があるが、ある程度スピードが出ていればそれも気にならないレベルとなる。燃料タンク横のでっぱり内にラジエターとバッテリが左右に配置されていてその分重心が高くなっていると思われるが、それがかえってハンドリングの軽さを生んでいるのかもしれない。
クラッチはCB1300(前の前)、テネレ660(前の車)よりも確実に軽い。600qほどのツーリングでも左手はまったく問題なかった。
※2016/11/06追記
土日はスーパーテネレで出かけることが多くなった。とにかく走る。あてもなく走る。ひたすら走る。購入してもうじき2年になるがオドメーターはほぼ2万キロ。バイクを購入して2年で2万キロは新記録だ。朝8時過ぎに家を出て気が付くとお昼時をとっくに過ぎているということがたびたびある。たぶん、スーパーテネレには私をそうさせる何かがあるのだと最近つくづく思う。
スーパーテネレはロングツーリングでこそその真価を発揮するバイクだ!と思う。

[高速走行]

クルーズコントロールは今回の売りだ。セットボタンを押していったんスピードを記憶させるとアクセルから手を離しても速度をキープする。ただ、クルーズ解除(解除ボタン操作、前後輪ブレーキング操作、アクセルをレスト時からさらに少し戻す操作のいずれか)には注意が必要で、エンジンブレーキが予想以上に強烈に働く。
しかしながらクルーズコントロールはロングツーリングの高速走行時には非常にありがたい。クルーズ走行をはじめて体験したとき、『ああ、これが高級車なんだ』とえらく感激した。6速100km/h時のエンジン回転数は約3400rpm。
高速走行時の振動だが、それはまったく気になることはない。微細な振動はあることはあるが、気にするレベルではまったくないということだ。バックミラーの振動もほとんどなく、後ろにパトカーが来ているかどうかは確実にわかる。
高速走行時のスクリーンの効果も高い。私は追い越し車線をだらだら走るのが嫌いなので、いったん追い越しをはじめたらアクセルをぐいっと開けて追い越しを素早く完了するようにしているのだが、そんな時は前傾姿勢を強めてスクリーンの影に入る。そこに入ればこれまでののんびりムードとは一変。静かで力強く、まるでワープでもしているかのようなテネレの高速走行の世界が広がる。

高速走行での燃費も最初は22km/Lほどだったが2016年10月現在は23km/L(常時パワーモード=Sで)と少し伸びた。これはエンジンのあたりが出てきたせいだろうと思われるがなんだかうれしい。

●電子調整式サスペンション

今度のスーパーテネレはサスペンションを電気的に調整できる。調整は多機能ディスプレイを使って乗車中にも実行できる。たとえば、ツーリング時などで荷物をたくさん積んだり二名乗車時にはリアが沈んでしまうことがあるが、プリロード調整を利用すればサスの長さを調整して一定の高さを維持することができる。さらに、サスペンションの固さ(ダンパー調整)までもが調整できるようになっている。ツーリングでゆったりと走りたい人はサスペンションのダンパーをソフトに、峠をガンガン攻めたりオフロード走行を楽しみたい人などはスタンダードまたはハードを選ぶとよいだろう。
プリロード4段、ダンピング種類3段、さらに各ダンピングの微調整が7段ということで、なんと合計84段階の調整が可能となっているが、たぶん私には5段階ぐらいで十分だと思う。

●グリップヒーター

グリップヒーターはバイク歴44年の中で初めてだったが、これほどありがたいものだとはまったく知らなかった。気温5度の中を1日走ってみたがグリップヒーターのお蔭で寒さは半減した。これのおかげで冬季のツーリングの機会は確実に増える。このグリップヒーター、温度設定は3段階。しかも、各段階の温度調節もできるので好みの温度が得られる。
私は日本中のすべてのライダーにいいたい、『
日本の冬にグリップヒーターは絶対に欠かせない』と。

●パワーモード

スーパーテネレのエンジンパワーモードはツーリングモードの(T)、スポーツモードの(S)の2つ。モードは走行中でも右側キルスイッチ下にあるスイッチでいつでも変更できる。
通常走行では(T)で十分だろう。ただ、人によっては2000rpm以下でのトルクが物足りなく感じるかもしれない。これに対し、(S)モードは実にパワフル。いや、(T)モードがかなり大人しく設定されているのでよけいにパワフルに感じるのかもしれない。(S)モードに慣れていないうちはアクセルを開けるときは心してせよ(冗談抜きで)。(S)モードでは排気音まで変化する。
さて、パワーモードは燃費にどれだけ影響するのか気になる方も多いのではなかろうか。ということで、パワーモードを(S)に設定し140qほどのツーリングを行ってみた。このときは高速道路をまったく利用しなかったわけだが、驚くなかれ、燃費は24q/Lという数値が出た。早い話、パワーモードをどちらに設定しても一般国道を走る限りそれほど燃費の差はないということなのだ。
結局のところパワーモードを(S)にするとエンジン排気量が2割増しになったようなお得な感覚が味わえる。(^^)
※購入後数か月間だけTモードを使用。以後はずっとSモードを使用している。

●その他

デュアルヘッドライトは非常に明るい。しかも配光もいいので視野も広くとれる。お蔭で夜間走行も快適だ。
純正パニアケースは前回のテネレ660に続いて使用(ただし、スーパーテネレ専用なので前回のものは使用できない。残念。)。工具なしで、しかもたった1、2分で着脱が可能だ。
気になる点が一つ。それは時々信号待ち時、停車前時、発進時にエンジンがストールすること。1900kmほど走って4度ほどあった。発進時なら慣れないせいだと言えなくもないが停車する直前は私のせいではないだろう。
テネレ660からスーパーテネレに乗り継いだわけだが、正直なところ抵抗がなかったわけでもない。なぜなら、車体が重く大きくなることによって林道ツーリングでは不利となるからだ。しかし、今は乗り換えてよかったと素直に感じている。トータルで見ればスーパーテネレはこれまで以上に私のバイクライフを楽しいものにしてくれているのは間違いない。(^^)
★ヘッドライトの上下調整
工場出荷時にはそれなりの荷重をしたのちにヘッドライト上下調整が行われいるはずなのに、数か月するとヘッドライトはだんだんと上向きになってしまう。これはどうしてか。おそらくそれはサスの沈み込み(サグ)が走り込みと同時に変化し、前後の沈み込みバランスが崩れるからではないだろうか。
スーパーテネレのヘッドライト調整は問題だ。これだと普通の人ではまずできない。一番の問題は調整方法がユーザーマニュアルに載っていないこと。そこで私は販売店のご厄介となった。※赤男爵より購入
赤男爵で調整用のマニュアルを見せてもらい自宅に帰ってから調整を行うが調整用のボルト(左右のヘッドライトにそれぞれ調整箇所が存在する)が非常に固い。簡単には回らないのだ。それに、販売店の話によると調整用のボルトはプラスチックなので、不用意に力を入れすぎるとボルトの山を傷めてしまうとのこと。なのでよけいに調整が難しい。結局私は暗くなってから販売店へ車を持ち込んで調整を行ってもらった。
調整用のボルトは8oなのだが、実はプラスドライバーを使って別の角度から調整を行うことができる。販売店ではプラスドライバーを使って行った。プラスドライバーはヘッドライト下部からボルトに向かって覗き込む角度で差し込まれそのボルトを真横から回転させることとなる。

●メンテナンス記録
エンジンオイルは5000kmごと、オイルフィルタは1万qごとに交換
18500km リアディスクブレーキパッド交換
19500q 前後タイヤ交換、ドライブシャフトオイル交換、フロンドディスクブレーキフルード交換

★2019年07月追記
スーパーテネレはある日突然エンジンがかからなくなることがある。セルを回しても回してもいっこうにエンジンがかからないのだ。私などは何度も何度もこれを繰り返したものだからバッテリーもダメにしてしまった。
これには困ったものだ。私のスーパーテネレ君も2019年2月にその現象が出た。
ネットを検索すると同様の現象で泣いたというユーザーは少なくない。こういうときにはアクセルをフルオープンしながらエンジンをかけるとよいという記事を見かけたことがあるが自分ではまだ試したことがない。
私の場合は販売店に持ち込んで修理をお願いしたが、販売店でも結局は原因がわからなかった。しかしながら販売店にもっていって数日してエンジンは始動するようになった。販売店ではなにもしなかったわけではなくエンジン内部の洗浄等を試みたらしい。結局スーパーテネレ君はそのまま戻ってきたが私としては超不安だ!
2019年6月の北海道ツーリングでは念のためガソリン添加剤(フューエルワン:エンジン内部のカーボン等を除去するはたらきがある)を入れて800qほど走行した。北海道ツーリングでは延べ3300q走行したが不安な兆候はなかった。
フューエルワンが効いたのかどうかはわからないが北海道ツーリングでは燃費がぐんとよくなった。高速道路ではこれまで23q/Lだったがなんと最高では25km/Lを記録した。
最後に、だめになったバッテリーは販売店が新品に交換してくれたことを付け加えておこう。(^^)

●おまけ:北海道ツーリング時の装備について 2019/07/03

※釧路湿原細岡展望台近くにて

ご覧のとおり装備はいたってシンプルだ。純正のパニアケースと荷台用のバッグだけ。純正パニアケースはバイクのキーで開け閉めできるし容量もあるので使い勝手もいい。
6月の北海道はウエア選びで迷う。今回も1日目の晴天時はジャケットの下はTシャツ一枚でよかったが翌日の曇りの日は気温がぐっと下がって15度前後となりそのままでは寒かった。また、地域によっては温度差があって、道東地区は西側に比べて寒かった。時間帯による温度差もかなりあった。今回私はTシャツの二枚重ねでなんとかしのいだ。気温が高ければ脱ぎ寒ければ重ね着する。雨が降ると最初からわかっていたがカッパ上着はもたなかった。アールエスタイチのオールシーズン用ジャケットは多少の雨ならはじいてくれる。あとはジーパン、カッパズボン。靴はオフロード走行にも安心なガエルネのハーフブーツ。
※カッパ上着を着こんだとしても長時間雨中走行すると中は雨と汗でびしょぬれになるはず。
携行した衣類は、Tシャツ4枚、ブリーフ4枚、靴下4足、手拭い、代えズボン1本(雨でびしょぬれになることを想定)。
宿に到着するとカメラと財布が入った荷台のバッグをはずしてヘルメットといっしょに部屋に持ち込む。こんな私でも1週間のツーリングで2度も洗濯を行った。(^^;)
工具類は空気入れ、エア圧計、チューブレスパンク修理キット、圧縮空気ボンベ2本、プライヤー、タイラップほか標準工具一式。
★カメラは厚手の手拭いで覆うか専用のケースに入れること。パニアケースとカメラの本体が直接触れないようにすることが大事。でないとカメラが振動で故障してしまう。
★私は持たなかったが、ブーツのほかに観光地散策用のスニーカーなどを持つとよいだろう。


※車歴:CB90(高校2年の時に初めて購入),CB350,XT650,CB750K,NV750,CR80,CR125,XR250,CB1300F,
XV1600,BETA REV3 250,GASGAS TXTPRO250,KDX220,CRM250AR,SEROW250,TENERE XT660Zほか・・・
現在の所有はスーパーテネレのほかはセローだけ


★ブレーキレバー人差し指掛けのススメ
毎年恒例の正月マラソン。先導車の白バイ隊員の右手をよく見ると約3、4割ぐらいの人が人差し指をブレーキレバーに掛けている。これはあまり知られていないが事実だ。そして、私も運転中はほぼずーっとレバーに人差し指を掛けている。
指をレバーに掛けていると何がどうなのか?それは瞬時にブレーキングできるということ。
4本すべてでハンドルを握っていると、ブレーキングする際に指を開きレバーを握るまでにどうしても時間を要する。
わずかそれくらいと思うかもしれないが、とっさの場合はその差が命取りになる。
実は、白バイ隊員のほとんどが訓練の一環でトライアルをやらされるが、トライアルではブレーキレバーの指一本掛けは常識。だからあのように指を掛けているという説もあったりする。かくいう私もトライアル競技を長年やっていたのだが。
ということで、私はブレーキレバー人差し指掛けを強くお勧めする。(^^)
※指を掛けるというより指をレバーに乗せるといったイメージかもしれない


★中高年リターンライダーの皆さんへ
最近中高年のバイク死亡事故が多発しています。くれぐれも事故を起こさないよう慎重な運転をお願いします。若いころに乗ったバイクより今のバイクは非常に高性能。アクセルをひねればいくらでもスピードは出ます。でも、自分のテクニックはあの当時よりはあきらかに落ちているはず。無理をせず、ゆったたりとバイクライフを楽しみましょう。(^^)
※私も肝に銘じています。(^^;)


■Bluetooth インカムSENA SF2使用中 ※SENA 20Sから乗り換え




バイク用インカムはこれで5機種目。セナの製品はこれで3機種目となる。
20Sからの乗り換えだが私の用途ではこれで十分。音声品質は20S同等かそれ以上だ。
20Sを5年ほど使ったが本体とマウントとの接続が悪くなり片方のスピーカーが時折鳴らない。本体をガチャガチャと動かすと復旧することもあるがなかなか面倒。それにダイアルのガリも出てきたのでこの際買い替えとなった。
※2019/08/06追記。あとで分かったことだが、実は20S本体は悪くなかった。悪いのは台座部分だった。これはそういうこともあろうかと思って念のために購入してみたマウント部分交換で立証された。20Sの名誉のためにあえて追記しておく(^^;)。ただし、音声の聞き取りやすさについてはは明らかにSF2に軍配が上がる。
ということで、しばらくはSF2を使うことにした。(^^;)

ヘルメットはSHOEI J-Cruise。ヘルメット内にサンバイザーを内蔵するもの。
これは我々中年には非常にお勧め商品だ。なぜなら、これがあればわざわざ遠近両用サングラスを調達する必要がなくなるから。(^^;)
SHOEIヘルメットは値段は高いが品質はいい。サンバイザーを開け閉めすると他社はガシャーンと大きな音がヘルメット内に響きわたるがSHOEI J-Cruiseはそれがない。非常に静かだ。
不思議とSuper TENERE XT1200ZEではシールド下からの風は穏やか。風切音も以前のテネレ660よりは小さい。

■バイクナビ・ユピテルBNV-2使用中



MCN45siからBNV-2へ乗り換え。ほかの機種でもよかったがマウント機材やズームアップダウンボタンがそのまま使えるのでこれにした。
5年以上使ったMCN45siは液晶が劣化して表示が見にくくなったということも買い替え動機の一つ。新機種に交換してさすがにその違いには驚いた。新機種は間違いなくくっきりはっきりと画像が表示される。
さらに言うと、音声も非常にクリアな印象。マップも道路が太く表示されて見やすい。ただし、処理速度の改善はほとんど感じられないのが残念だ。
SF2と接続するときは注意が必要で、SF2のオーディオオーバーレイをoffにしなければ接続はできない。(デフォルト設定はon)
残念ながらSF2の電源を入れっぱなしにし、ナビ電源のON OFFを繰り返したとき接続がうまくいかない時があるが、そういう時はナビ側で再接続処理を行うとうまくいく。
取り付け位置はハンドル中央。オプションのリモートコントロールスイッチをハンドル左に取り付。電源はテネレのフロントDCコネクターからとった。
※ステーは03-ZU(07-ZU) ATLAS MCN用をAMAZONより購入
コントロールスイッチはあると非常に便利。なぜなら、走行中に地図を拡大したり広範囲でルートを確認したりすることがよくあるから。これから購入する方にはセットでのご購入を強くお勧めする。

■SONYアクションカムFDR-X3000、HDR-AS200V使用中


ツーリングの途中で動画を撮りたい時がある。そんな時、このアクションカムは便利だ。電源オフでも録画ボタンを押せばいつでも録画がスタート。本体にディスプレイはついていないが画角の確認にはライブビューリモコンまたはスマホを使って行える。
HDR-AS200Vから4KカメラFDR-X3000へと移行したつもりだったが2台並行して使うのもありだと思いHDR-AS200Vは手放さずにある。 今後はヘルメットにはFDR-X3000、もう一台をヘッドライト上から後方撮影用として使う予定。
4Kカメラの画質は確かに素晴らしいが、残念なことに電池がもたない。※連続で40〜50分ほど
また、FDR-X3000で防水ハウジングを使用する際は本体の温度上昇とともに内部が曇るという現象が現れ、ぼやーっとした映像になりがちなので要注意。これを防ぐために私はシート乾燥剤を内部に入れて使用している。もちろん、撮影時間が短く、インターバルが長ければ問題はない。(天気の良い日は防水ハウジングの利用は止めるべき)同様に、夏場はどうもセンサーの熱ダレが起こるようだ。周囲の温度が30度以上あるときは連続撮影15〜20分ほどで画像がボケ始める。(あとでわかったことだがこれもカメラ内部で水蒸気がレンズに付着しておこる現象だった。)
※シート乾燥剤は電池ボックス内部、防水ハウジングと本体の間に一枚、さらに純正の乾燥シートをカメラ底部に入れて使っている。
両者の手振れ補正は非常に優秀。実に安定していている。どれほどのものかは以下のビデオクリップで直にご判断いただきたい。
★アクションカムをヘルメットに取り付ける際の注意
アクションカムを取り付けるときは取り付け位置に注意すること。
カメラはできるだけ垂直に、できるだけ前に取り付けたい。カメラの垂直はある程度調整可能だが限界はある。このため、初期の位置でできるだけ垂直を確保することで微調整が効くこととなる。また、カメラを前に付けると映像の中にヘルメットの映り込みが少なくなる。

●ビデオクリップ集




○2015年7月北海道ツーリング


○2015年9月飛騨古川


○2015年10月軽井沢、万座、志賀高原

○セローでかほく市八野林道


○2016/07/10 黒部市生地(FDR-X3000 4K 30P 60Mbps)



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