このソフトウエアは鋳造計画を作成するためのソフトウエアです。
受注データを表示して納期などを確認しながら毎日の鋳造の計画を
立てる。多品種小ロット生産ではこの作業は非常に煩雑なものとなり、
それらの作業をより効率的に支援することが今回のテーマです。
今回のサンプルプログラムは、数種類の釜を有し、他品種小ロット生産、
従業員50人未満程度の中堅アルミ鋳造会社を想定しました。
プログラムの最大の特徴は、数個の釜に
受注データを直接ドラッグ&ドロップして鋳造計画が作成できること。
割り込み作業が発生した場合は任意の釜で、任意の日数分だけ作業を
移動させることができます。
また、この場合に納期が差し迫っているものなどをそのまま固定させて
おくことも可能。
鋳造計画は釜を中心に行いますが、画面を切り替えて担当者ごとに明日、
明後日などの作業内容を表示させることも可能です。
※このソフトウエアはお客様のシステムに組み込むことが可能です。
[紹介ビデオのダウンロード]
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●鋳造計画画面
鋳造計画作成ツールの操作画面です。
画面上部に受注データ、画面下部に釜を中心とした鋳造計画表が
表示されます。
計画表では文字、数値、色を用いて、これまでのテキストペース
情報に比べて圧倒的な表現力を得ています。
画面下計画エリア、左側に表示されるA、B、C、D等は釜名を
示しています。
一つの釜の1日鋳込み回数は3回という設定
ですが、場合によってはそれ以上の回数を設定することも可能と
なっています。
1つの釜で鋳造できる数量は製品の重量と釜のサイズ、
または1日に生産可能な製品ごとの最大鋳込数量で決定されます。
たとえば、釜1回あたりの計画総重量は釜の最大容量を超えて
登録することはできません。
※重量を超えた場合は警告メッセージが表示されます。
ビデオをご覧いただければソフト
ウエアの概要を簡単に理解することができます。
※Access開発者必見のドラッグ&
ドロップ!
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●計画の見方
計画の表示内容は左から作業回数や材質、品名、重量に加えて
作業を行う担当者を表示します。
また計画の下に作業ごとの重量の小計と
その日全体の重量の総合計を計算して表示します。
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●計画の入力
↓受注データをクリックしてドラッグ
受注データを釜エリアに直接ドラッグ&ドロップ。
この操作このソフトウエアの最大の特徴です。
どの受注データを、何月何日の、
どの釜で、何回目で鋳込むかが一つの操作で指定できます。
ドロップする場所(テキストボックスの上部=1回目、
中部=2回目、下部=3回目)によってその日の何回目の鋳造かを
指定します。
もちろん、残業などを行い4回目以降の作業を行う設定も
可能となっています。
この作業が行われるたびに受注データの計画済みの重量や数量が
自動的に更新されていきますので、計画漏れを受注表で簡単に
確認することができます。
↓計画をドラッグで別の場所へ移動
計画表の中の一つ一つの作業(テキストボックス内の任意の作業)
をドラッグ&ドロップで移動または削除ができます。
※Access開発者注目!
ドラッグ中にマウスカーソル右横に得意先名と製品名を示す
半透明のウィンドウが表示されます!
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●計画の割り込み
↓割込前
例えば緊急の仕事が入った場合、計画を空ける
(計画を右にシフトする)必要があります。
このシステムではこれを「割込処理」といいます。
「割込」ボタンをクリックして計画を空ける範囲をマウスで
範囲指定すると、選択した範囲の計画が右にシフトします。
割込処理を行った際に特定の計画を移動させないように
「固定」することもできます。
※赤い枠線が入った場所が「固定」された箇所です。
今回のデモプログラムでは休日を飛び越えるシフトとは
なっていませんが、設定を変更することで可能となります。
↓割込後

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●担当者毎の作業一覧画面
鋳造計画画面は釜を中心に表示していますが
担当者ごとにその日の作業を表示することもできます。
●その他
このプログラムはお客様のシステムに組み込む
(あるいは連動させる)ことが可能です。
今回はマニュアル操作での計画表作成でしたが、
全自動による計画表作成も可能です。
※デモ用プログラムを用意しております。
デモ用プログラムは
こちら。
※このソフトウエアに関するご質問を承っております。
ご質問は弊社浦奏介までお願いします。