AccessユーザーのためのVB.NET移行支援ドキュメント

更新日:2015年9月1日
売上処理画面 ※上図フォームはサンプルプログラムで使用されているものです。
※このフォームは.NETの標準コントロールのみで作成されています。
※コンボボックスでは複数列表示が可能。
※売上明細入力では[分類]を指定することで[商品コード] コンボボックスが絞り込まれて表示されます。
こちらも参照→複数列コンボボックスを3分で作る

このドキュメントはAccessからVB.NETへ移行したいとする 開発者に最適なドキュメントとなっています。
ドキュメントには、

[AccessユーザーのためのVB.NET移行支援ドキュメント.PDF]
[販売管理システムの売上入力プログラム]
[サンプルデータベースを作成するスクリプトファイル]

以上が付属されています。
実際に、見て、触って、納得しながら学習することができます。
このドキュメントはAccessユーザーだけではなく、VB.NETに よるデータベース関連開発を手掛けるすべての開発者に有益であろう とも考えています。
市販のどの書籍にも書いてなかった、データベース関連開発の ノウハウをお教えします。
『Accessでできたことを.NETでも・・・』.NETの第一歩は ここから!

★注意:ドキュメント、サンプルプログラムはVS2005用であることをあらかじめご了承ください。(2007年初回リリース)

【価格:4800円】

※ページ数99P以上(1ページ46行)
※サンプルデータベース作成スクリプト付き
※売上入力サンプルプログラム付き
※サンプルプログラムのソースコードを編集したりコンパイルする にはVisual Studio 2005(またはVS2010、VS2012)が必要です。
※本書はNET入門書ではありません。
Visual Studio の基本的な利用方法の学習に 関しては市販の書籍等を併用してください。

【ご利用上の注意】

プログラムを利用するには次のツールまたは アプリケーションが必要です。

●Visual Studio 2005
※Visual Studio 2010,2012で動作確認済み
●SQL Server 2005
※SQL Server 2008で動作確認済み。

【サポートについて】

このドキュメントの内容や添付されたプログラムに対して、 弊社は一切のサポートを行ないません。
プログラムのアップデートは原則として行ないません。
プログラムを動作させた上で損害が発生したとしても弊社は 一切責任を負いません。
弊社は添付したプログラムにおいて、すべての機能を保障 するものではありません。

『Accessユーザーのための.NET移行支援ドキュメント、はじめに』より

正直に言えば、私どもはこれまで何度も.NET移行に挑戦してきましたが、その度に技術的な壁に阻まれて移行をあきらめました。しかし、何度も挑戦をし続けると、当初は絶壁に思えたその壁もところどころに攻略するためのきっかけが見えてきて、ついにはとうとう攻略で来てしまったというのが偽らざるところです。そして今回このようにある程度の成果を得るまでに至りました。あきらめずに挑戦し続けてきてよかったと、あらためて感じています。
そして『世の中にはきっと私たちと同じように、.NETに移行したいと思いながらも悪戦苦闘しているAccessユーザー(開発者)がいるはず』と思い、このドキュメントの販売を思い立ちました。
このドキュメントでご紹介するさまざまな手法は、私たちが独自に編み出したわけではなく、その半数以上はインターネットから仕入れたものです。『他人のアイディアで金儲けするな!』と厳しいお言葉も聞こえてきそうですが、これは『情報を整理するための対価』ということでどうかお許しください。
実際、インターネットには有益な情報がたくさんあります。しかし、その膨大な情報の中から自分が得たいとする情報を探し出すのは至難の業。たとえその情報が目の前にあったとしてもそれに気づくことさえままならないのです。
さて、.NETの何が難しいのか?と聞かれれば、それはズバリ、『コンボボックスとサブフォーム(Accessでいうところ)の実現』でした。Accessのコンボボックスではテーブルの複数フィールドをこともなげに表示できましたが、.NETでやってみるとなかなかそれができない。おそらく10人中9人はそこであきらめてしまうのではと思われるくらい難易度が高いものでした。しかし、それは私たちが.NETコンボボックスの基本的な使いこなしを知らなかっただけだったのです。なんと、.NETコンボボックスでは、『1列表示ならばノンプログラミングで可能だが、複数列表示の場合はドロップダウン表示するデータを自前のプログラミングで実現する』が基本となっていたのです。リスト表示する部分を自分でプログラミングする、すなわち文字のフォント、大きさ、バックカラー、フィールドとフィールドの間に表示する縦線までも自分自身でプログラミングしなければならなかったのです。
DataGridViewの使いこなしもあきれるほどに難しいものでした。実はDataGridViewというものはいわば二重人格であって、データを見せているときは普通のDataGridViewコントロールとして振舞いますが、それが編集を開始しはじめた瞬間にセルはテキストボックスコントロールへと変身します。ですからDataGridView自身にはIME制御のプロパティはありません。IMEを制御するには変身したテキストボックスに対して行わなければならないのです。
なんだか初っ端から難しい話になってしまいましたが、実はそれほどではありません。本書ではここらあたりについて丁寧すぎるほどに解説を行っていますのでご安心ください。
本書ではAccessユーザーが疑問に思える点を中心に解説を行っていますが、おそらくはVBから.NETに移行しようとする開発者にも有益であろうと考えています。なぜなら、.NETになってこれまでとはまったく違ったコーディングが必要とされることがあるからです。
最後に、.NET移行のためのドキュメントを書いた私たちではありますが、今後のすべてのプログラムを.NETに移行させるつもりはまったくありません。現状を見渡せば世の中の半数以上はまだAccessでの開発で十分であると思っています。開発効率の点では断然Accessが優れていることに変わりはありません。ユーザーニーズを正確に捉え、適材適所でこれらを選択していく、そういうスタンスが重要であろうと考えます。---Accessはまだまだやれます!!
平成19年10月吉日記