おかげさまで35年!
★―― 情報の関連性を明確にし、見えない情報を見える形に変えていく・・・
必要とする場所に最適な形で情報を提供する、それがビットのソフトウエアコンセプトです。 since 1988 ――★
【価格:4800円】
プログラムを利用するには次のツールまたは アプリケーションが必要です。
●Visual Studio 2005【サポートについて】
このドキュメントの内容や添付されたプログラムに対して、 弊社は一切のサポートを行ないません。『Accessユーザーのための.NET移行支援ドキュメント、はじめに』より 正直に言えば、私どもはこれまで何度も.NET移行に挑戦してきましたが、その度に技術的な壁に阻まれて移行をあきらめました。しかし、何度も挑戦をし続けると、当初は絶壁に思えたその壁もところどころに攻略するためのきっかけが見えてきて、ついにはとうとう攻略で来てしまったというのが偽らざるところです。そして今回このようにある程度の成果を得るまでに至りました。あきらめずに挑戦し続けてきてよかったと、あらためて感じています。 そして『世の中にはきっと私たちと同じように、.NETに移行したいと思いながらも悪戦苦闘しているAccessユーザー(開発者)がいるはず』と思い、このドキュメントの販売を思い立ちました。 このドキュメントでご紹介するさまざまな手法は、私たちが独自に編み出したわけではなく、その半数以上はインターネットから仕入れたものです。『他人のアイディアで金儲けするな!』と厳しいお言葉も聞こえてきそうですが、これは『情報を整理するための対価』ということでどうかお許しください。 実際、インターネットには有益な情報がたくさんあります。しかし、その膨大な情報の中から自分が得たいとする情報を探し出すのは至難の業。たとえその情報が目の前にあったとしてもそれに気づくことさえままならないのです。 さて、.NETの何が難しいのか?と聞かれれば、それはズバリ、『コンボボックスとサブフォーム(Accessでいうところ)の実現』でした。Accessのコンボボックスではテーブルの複数フィールドをこともなげに表示できましたが、.NETでやってみるとなかなかそれができない。おそらく10人中9人はそこであきらめてしまうのではと思われるくらい難易度が高いものでした。しかし、それは私たちが.NETコンボボックスの基本的な使いこなしを知らなかっただけだったのです。なんと、.NETコンボボックスでは、『1列表示ならばノンプログラミングで可能だが、複数列表示の場合はドロップダウン表示するデータを自前のプログラミングで実現する』が基本となっていたのです。リスト表示する部分を自分でプログラミングする、すなわち文字のフォント、大きさ、バックカラー、フィールドとフィールドの間に表示する縦線までも自分自身でプログラミングしなければならなかったのです。 DataGridViewの使いこなしもあきれるほどに難しいものでした。実はDataGridViewというものはいわば二重人格であって、データを見せているときは普通のDataGridViewコントロールとして振舞いますが、それが編集を開始しはじめた瞬間にセルはテキストボックスコントロールへと変身します。ですからDataGridView自身にはIME制御のプロパティはありません。IMEを制御するには変身したテキストボックスに対して行わなければならないのです。 なんだか初っ端から難しい話になってしまいましたが、実はそれほどではありません。本書ではここらあたりについて丁寧すぎるほどに解説を行っていますのでご安心ください。 本書ではAccessユーザーが疑問に思える点を中心に解説を行っていますが、おそらくはVBから.NETに移行しようとする開発者にも有益であろうと考えています。なぜなら、.NETになってこれまでとはまったく違ったコーディングが必要とされることがあるからです。 最後に、.NET移行のためのドキュメントを書いた私たちではありますが、今後のすべてのプログラムを.NETに移行させるつもりはまったくありません。現状を見渡せば世の中の半数以上はまだAccessでの開発で十分であると思っています。開発効率の点では断然Accessが優れていることに変わりはありません。ユーザーニーズを正確に捉え、適材適所でこれらを選択していく、そういうスタンスが重要であろうと考えます。---Accessはまだまだやれます!! 平成19年10月吉日記 |